ワタナベ・フルート教室


フルートウェブレッスン第7回


初級コース その2
「息のとり方」(「ブレスの仕方」)


第6回のウェブレッスンでは、G,A,Hの3つの音を使ってフルートの基礎練習を実践してみました。今回はさらに3つの音(F,B,C)を追加して、ドイツ民謡の「Der Kuckuck und der Esel」(カッコウとロバ)を演奏してみましょう。

F
B
C


今回のレッスンのテーマは「息の取り方」です。「息継ぎをする」や「ブレスを取る」などとも言います。特に初心者の皆さんはフルートを吹くのに膨大な量の息を使ってしまっているので、息を取るのに時間がかかりがちです。出来るだけメロディーの流れを損なわないような息の取り方を練習してみましょう。2−1の練習は音の響きと息継ぎの練習です。ゆっくり練習することが大切です。スラーで繋がれた3つの音を出来るだけ滑らかに演奏しましょう。特にC−B−CとB−A−Bのスラーは難しいので、がんばって練習してください。各小節の4泊目は息継ぎのための休符です。肩を上げないように注意して、お腹に息が入っていくのをイメージしてブレスをしましょう。息継ぎの際に重心が下がるのがいいブレスの取り方です。


2−2はBの指使いのための練習です。Bを左手親指の左側のキイ(ブリチャルディキイ)で演奏すると大変楽に演奏できますが、せっかくですからここでは難しい方(右手人差し指を使う)で練習しましょう。できればメトロノームを使って、一定のテンポで練習するのがよいでしょう。メトロノームを使うと頭が混乱するという方は、そのうちフルートの演奏に慣れるにつれて混乱の度合いも減ってきますから、まだ無理して使う必要はありません。


2−3はタンギングと早い息継ぎの練習です。前回のウェブレッスンで習ったように、タンギングは【d】の発音をイメージしてはっきりと、しかし柔らかく発音できるように練習しましょう。この練習曲ではブレスのための時間が8分音符だけの長さしかありません。「沢山吸おうとしない」のがうまく息継ぎするコツです。


2−4はいわゆる「F-Durの5音スケール」の練習です。F-Dur(ヘ長調)の音階の最初の5音を上って下りてくる練習ですが、これは本当に役に立つ練習です。この5音スケールを全ての長調と短調で練習するのが日課になっているフルート奏者はとても多いです。初心者の皆さんにも是非おすすめしたい練習なので、頑張って練習してみてください。スラーとタンギングの両方で練習してみましょう。


さて、レッスンの締めくくりとして、ドイツ民謡の「カッコウとロバ」を演奏してみましょう。歌詞の内容は
1.カッコウとロバが言い争いをしていました。
  この素敵な5月に誰が一番がうまく歌えるかと。
2.「僕だよ!」とカッコウは言って大声で叫び始めました。
  「僕のほうが上手いんだ!」と言ってロバは割り込みます。
3.二人の掛け合いは美しく、愛らしく響き渡ります。
  二人とも歌っています。「カッコウ、イーア!」
です。美しいとは言えないカッコウの鳴声と「歌う」ことは全く想像できないロバとの不思議なデュエットです。こちらのページでMIDIの演奏を聴くことが出来ます(左上のMelodieをクリックしてください)。奇数番目の小節(1、3、5・・・)の直前に8分音符があります。メロディーはこの8分音符から始まっています。このような前の小節の一番最後の部分から始まり、アクセントのない音符をアウフタクト(弱起)といいます。英語の文章で言えば文頭のandやthenなどのように特に大きな意味を持たず、文章のリズムを整えたり前の文章との繋がりを良くしたりするものに似ています。ですからアウフタクトは絶対に強く吹いてはいけません。この曲では、カッコウの鳴き声のようにはっきりと演奏してみましょう。

第7回ウェブレッスンの楽譜のダウンロードはここをクリック。この楽譜はNoteworthy Composerを使って書いています。閲覧にはNoteworthy Composer Viewer(無料)が必要です。こちらのページからダウンロード・インストールしてください。


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